HOW TO 証明写真


証明写真のコツ

いざ証明写真が必要になったら意外にわからないことだらけです。
サイズさえ間違えなければ良いというものでもなさそうだし、写りも気になります。
証明写真の写りがキレイであれば、その証明写真を使っている間は何となく幸せな気分でいられるものですが、反対に実物より写りが悪いとブルーな気持ちになってしまうものです。
証明写真は、撮影に気を付けるとそれだけキレイに仕上がります。
そのためには準備に万全を期すことです。そんな証明 写真についてのアレコレをまとめました。

準備「証明写真撮影を行う前に」

準備 1

背景

証明写真は人物の背景ができるだけ「無背景」なものが望ましく、観光地などで撮影した賑やかな写真は避けてください。
いくら定められたサイズや規約を守っていても背景の目立つ写真は証明写真に適していません(はっきりと「無背景」と決められているケースもあるので注意してください。)

写真スタジオなどで撮影するほど本格的な演出をしなくても十分「無背景」に撮影することは可能です。できるだけ白に近い(グレーでもOK)壁などを背にして撮影すれば「無背景」な証明写真が撮影できます。壁が賑やかならばドア・トイレ・浴室など探してみればそれなりの場所が見つかるでしょう。どうしてもそういう場所が見つからないようなら白い大きな紙(ポスターを裏返すなど)やシーツなどの布地をバックにして撮影しましょう。

パソコンやスマホの画像処理アプリなどを使って人物のアウトラインを切り抜いて「無背景」なバックに合成することも可能ですが、そこまで作為的であれば合成写真とみなされて証明写真としてはNGになることもありますから注意しましょう。

× 背景が景色である

× 背景がある

× 背景に柄がある

× 背景に柄がある


準備 2

照明

アウトドアで撮影するよりも明るい部屋の中で撮影することをお奨めします。
ライト(光源) に対して顔の角度によって影ができたり、眼鏡が反射したりすることもあるので注意をしましょう。
基本的に人物の正面・やや斜めから照明が当たることが望ましく真横に光源があると顔の片側が強調されることになり証明写真には不向きです。
カメラマンがレフ板を使って光をコントロールするように、真っ白な布や画用紙などをひざ上に水平において撮影すると顔の影が出にくく明るい顔が撮影できます。
ちょっとした工夫ですので労を惜しまず試してみてはいかがでしょうか?

× 背景に影がある

× 背景に影がある

× 眼鏡が反射している

× 眼鏡が反射している


準備 3

服装

履歴書などで使用する場合はスーツ着用が無難です。「無背景」に映える濃い目の服装がいいでしょう。上着の下のシャツやセーターにも気を配ったほうがいいかもしれません。
例えば黒いジャケットなら白いシャツ、グレーのジャケットなら黒いセーターなど、組み合わせを意識することで証明写真の顔が引き立つ効果が生まれます。白いジャケットやスーツは 顔が引き立たないので避けたほうがよいでしょう。
「無帽」と定められているケースも多いので帽子を被った撮影は避けましょう。顔が判別できなくなるのでサングラスやフレームの大きな眼鏡も避けたほうが無難です。眼鏡の汚れが写ってしまうと非常に印象が悪いので必ず撮影前に眼鏡をクリーンにしておくことをお奨めします。
パスポート写真としてカラーコンタクトレンズを装着しての撮影は、出入国審査などで疑義を持たれることもあるので、避けたほうがいいでしょう。

× サングラスを掛けている

× サングラスで顔が判別不能

× 帽子で頭部が隠れている

× 帽子で頭部が隠れている

◎ 無難な服装

◎ 無難な服装

撮影

撮影 1

撮影方法

スマートフォンで自撮りしてもかまいません。
最近は自撮り用の道具がいろいろ出ていますしスマホのインラインカメラの性能も上がっています。
その際セルフタイマー機能を使い、ミニ三脚やテーブルを利用して高さ調整を行い顔の中心にカメラを位置して撮影しましょう。
しかしこれは腕に覚えのある方に限ったほうがよいでしょう。
AF(オートフォーカス)によるピント合わせに頼ることになるので、できれば、家族や友人に撮影してもらうことをお奨めします。
最近のスマホはピントを合わせる位置にタッチをするだけでフォーカスする機能が備わっているので非常に簡単にピント合わせが出来てしまいます。
部屋の中で、なるべく昼間の自然光が入るところで撮るのがコツです。
暗いところで撮った写真は、ブレたり、暗い印象になってしまいます。
明るすぎると、白く飛んで顔の凹凸やラインが不明瞭になります。
できるだけフラッシュは使わないほうが良いでしょう。
フラッシュを使うと、フラッシュによる影ができてしまいます。
(影を消すためにもうひとつフラッシュを使い、壁に向けて発光させ影と壁の汚れなども白く飛ばすというハイテクニックもありますがそこまでは必要ないでしょう。)

× 明るすぎて白く飛んでいる

× 明るすぎて白く飛んでいる

× ピンボケや手振れで不鮮明

× ピンボケや手振れで不鮮明


撮影 2

撮影時

自撮りの定番テクニック「斜め上から撮影」を行うと上目遣いになるため、自然と目がパッチリと見えるといわれていますが「証明写真」ではそんなテクニックを使わずに正面撮影することをお奨めします。
口元を引き締めて口角をちょっとあげるようなイメージで明るい表情を作ってください。
目をできるだけ開くようにすることを忘れないでください。
目を細め、歯が見えているような写真はNGです。
何度でも撮りなおすようにしましょう。

× 平常の顔貌と著しく異なる

× 平常の顔貌と著しく異なる

◎ 好印象な表情

◎ 好印象な表情


撮影 3

証明写真に求められる留意点

鮮明で焦点があっていること(いわゆるピンボケは NG)と明るさやコントラストが適切であることが重要です。
そして一番肝心なのは決められたサイズの中に本人であることが識別できるように顔が収まっていることです。
どのように収めるかは提出する申請書などに例示されています。
とくにパスポート申請用写真の場合、外務省が国際標準として細かく例示している(*)ので必ず守る必要があります。
一般の使用で顔中心の証明写真が求められる場合はパスポート申請用写真の規格などを参考にトリミングを行ってください。
また履歴書など上半身の証明写真を求められている場合もありますので注意しましょう。
これはスマートフォンのトリミング機能を使っても可能ですが、「証明写真作成アプリ」には規格に沿ったトリミングを簡単に行えるような機能が備わっているのでいずれかのアプリをお使いになることをお奨めします。
「Bizi ID」にはパスポート規格に沿った【顔中心のトリミング】ガイドと履歴書などで要求される【上半身を収めるトリミング】ガイドの2種類が備わっています

外務省旅券課「旅券用提出写真についてのお知らせ」を参照ください

× 顔の位置が片寄っている

× 顔の位置が片寄っている

◎ ガイドに合わせる

◎ ガイドに合わせる


その他注意点など

証明写真には提出日のどれくらい前に撮影したものであれば認められるかという遵守事項があります。資格申請や試験の申込ごとに記載されていますので必ずチェックをしておきましょう。

一般的に「6か月以内に撮影したもの」と定められているようですが、「3か月以内に撮影したもの」というケースもあります。いずれにしても「一年以上前に撮影した写真が残っているからそれを使おう」というわけにはいかないということです。

提出する写真のサイズはここに定められていますが、「縁なし」の正味部分のサイズであることを留意してください。「縁あり」の写真を添付してはいけません。変色や汚れのある写真は使用できません。

また写真専用の用紙以外の用紙に印刷した写真も使用できません。

カラーでもモノクロでも「OK」というケースもありますが念のためカラー写真を使用することをお奨めします。

また写真の裏面にご自分の名前や受験番号などを記入しておくと、糊付けが剥がれることもありますし、申請書と分離して提出するときなど万が一のことを考えると親切だと思います。

Taspoカードの申請用の写真のように「裏面に名前を記入すること」と指定されている場合や、あるいは「氏名・年齢・生年月日・撮影年月日」などを記載するように指定されているケースもありますので必ずチェックをしておいてください。

各証明写真の遵守事項を確認しましょう

各証明写真の遵守事項を確認しましょう

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専用証明写真サイズ一覧表

マイナンバー制度と証明写真

履歴書に使用する場合

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